2015年07月15日

第8回/腱板断裂〜エクササイズ

腱板(けんばん)断裂について
〜エクササイズ〜


『腕が挙がらない』原因の一つに
腱板断裂があります
夜眠れないほどの肩の痛みが続き、
MRIでは断裂の有無を確認できます
(断裂の程度によっては手術を
勧められることもあります)


・腱板とは?
腱板というのは肩深部の
『インナーマッスル』のことで、
4つの筋肉で構成されています

(1)棘上筋:きょくじょうきん
(2)棘下筋:きょくかきん
(3)小円筋:しょうえんきん
(4)肩甲下筋:けんこうかきん

腱板を損傷すると腕が挙がらなくなる
ので意外に感じるかもしれませんが、
腕を挙げる働きをするのは(1)
だけで、それも補助的な役割です

他の腱板の筋肉も『肩を回旋させる』
働きが主になります

そのため、腱板のエクササイズ
(リハビリ)を行う場合は…
× 腕を挙げようとする運動
〇 肩を回旋させる運動
となります

2015525.JPG
手の甲が天井向きだと
途中までしか挙がりませんが…

DSC_2015526.JPG
手の平を天井向きにすると
腕がきちんと挙がります

なぜかというと腱板の作用で
『上腕骨が回旋』したため、
関節内が広がったからです

腱板を傷めるとこの回旋
が上手くいかなくなります
(腕が挙がらない)



・具体的な運動方法
まずは『うちわ』を使います
ゆっくりと扇いで負荷を掛けます
うちわが無ければバインダーや
薄い雑誌でも構いません



扇ぐ方向は上下ではなく左右です
肘は脇に固定して動かしません
親指を天井向きにして、くれぐれも
『肘から先だけ』を動かします

身体を捻ってしまうのもNGで
腱板の運動になりません

慣れてくれば同じ動きで
ゴムチューブや軽いウエイトを
使用しますが、あまり無理をすると
断裂が悪化してしまうかもしれない
ので注意します



・腱板が断裂する原因
転倒による怪我をはじめ、テニスや
野球など肩を酷使するスポーツの他、
加齢現象としてとくに原因が
無い場合もあるようです

P0711151010019.jpg

『両肩の高さが違う』など、
酷い肩こりが何年もある場合は、
腱板の棘上筋に負担が掛かってくる
かもしれません

表層筋のダメージ:肩こり

慢性的に腕を挙げにくい

深層筋のダメージ:腱板損傷
posted by Chiro at 16:47| Comment(0) | TrackBack(0) | エクササイズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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